今、日本ではお金をたくさん持っている人と、ぜんぜん持っていない人の差が大きくなっています。
なので、将来のために貯金をしたい!と思っている人も多いことでしょう。
個人として考えた時、ある程度の貯金があるとよいと考えるのは自然です。
ですが、そもそも「お金を貯める」ってどういうことなのでしょうか?
そこから、お金は貯めるより回したほうがよいという話をします。
今、日本円を貯めるということはどんどん貯金を減らしていること
日本円で今、1000万円貯金したとして。
10年後、20年後も1000万円の価値があるでしょうか。
答えはあります。日本円の価値は、1000万円のままです。
では、その1000万円は、ほかのものと比べるとどうなのでしょう。
ドル/円 で貯金したら価値はどうなる?
世界でもっとも多く使われてるドルとか。
このサイトを見てみましょう。
1971年と比べると、円の価値は3分の1になっています。
だから、仮に1000万円を71年にもっていても。
そのまま、持っていたら今のドルとの価値は約300万円くらいになるわけです。
金/円 で貯金したら価値はどうなる?
次は、金と比べてみましょう。
このサイトで見てみましょう。
1973年は、金1g平均958円で買えました。
2017年は、金1g平均4576円です。
つまり、約45年で3618円分、日本円との価値が変化しているのです。
73年に1000万円貯金した人は、金の価値で考えると約210万程度の価値になっているわけですね。
お金とは持っていても意味はない。その価値が自分と関係なく上下してしまうから。
ここまで、ただ日本円で持っていても意味がないよ。価値が今は下がっているよ。と書いてきました。
だから、今の日本円でお金を貯めることは、結果的にどんどん価値を落としていることになっています。
一か月の貯金が5万だったとして。
そのまま貯金し続けたら数年後には日本円以外と比べると、1万円の価値もないかもしれないのです。
だからといって、ドルや金と交換しろ。とは言いません。
交換して価値をそのままにしたり、上げようとするのは選択肢の一つでしかないからです。
大事な点は、このようにお金とは価値が変わるものだということです。
だから、ただ溜め込んでいると、その価値が自分の意思とは無関係に下がったり、上がったりするものなのです。
お金はみんなが回しているから意味がある
田端さん@tabbata の考える
— 武内 宏伸 / 評価経済.com (@take08h) May 29, 2018
「お金持ち気分になれる人を増やす方法」
世はまさに、大評価経済時代。
さぁ、お金と信用のバトンを渡せ! pic.twitter.com/ulUmTAdBuA
このツイートのイラストは、なかなかわかりやすいですね。
本来は、こうしてお金を回していくことがいろんな商売やサービスをみんなが行ったり、してもらったりできる環境なのです。
まあ、今の日本だと、消費税等で回しただけお金が減る(国に回収されて、日本経済からはお金が回収される)ことになるのですが。
消費税も必要な税制なのですが、行う時期が・・・
ともかく。
今の日本は、このお金を回すことが必要です。
お金が回ってないのは、肌で感じますよね。
だからこそ、この図のようになるといいですよね。
お金は回していくことこそが、大事。
貯金自体は、個人の力を考えれば、いざというときに必要です。
お金は貯めるより回した方がいいですよね。という話でした。